医薬分業について

2017年4月1日

当院では平成15年4月1日より医薬分業を実施しております。

 

 

■医薬分業とは

 医薬分業とは、病気により医師の診察を受けた際、病院や医院で薬を調剤して患者さんにお渡しする代わりに、医師は「処方せん」を書いて患者さんにお渡しします。それを街の調剤薬局へ持って行って薬を調剤してもらいます。このように、病院や医院の医師は診療に専念し、薬は調剤薬局の薬剤師が調剤する制度を医薬分業といいます。
 それぞれの専門分野で業務を分担し、医薬品の有効かつ安全な使用の確保を図ることによって、医療の質の向上を目指す制度であります。
 現在、医薬分業を国(厚生労働省)は、積極的に推進しており、医療機関にかかって薬を使っている方の2人に1人が、街の調剤薬局で調剤してもらっています。このように、医師と薬剤師がそれぞれの専門性を発揮し、協力しあうことでよりよい医療の提供を図ります。

 

 

■なぜ医薬分業を行うのか

 医師と薬剤師が、それぞれ専門家の立場から処方せんをチェックすることによって、薬をより安全に使用してもらうためです。薬剤師は、薬の量や相互作用などをチェックして、疑問な点があった場合は医師に問い合わせることが、法律で義務付けられており、疑問の点が解決しなければ調剤してはいけないことになっています。
 また、処方せんによって薬の名前が分かり、薬剤師から薬の効能や副作用、使い方の注意などの説明を、詳しく受けることができます。
 医師にとっては、自分の病院や医院に在庫していない薬も処方出来るので、患者さんに最も適した薬を処方することが出来るようになります。

 

 

■医薬分業のメリット・デメリット

 ~メリット~
 1 薬歴管理により、複数医療機関及び診療科受診による重複投薬・相互作用を未然に防止出来ます。また、薬の有効性、安全性、副作用情報が得られます。
 2 充分な服薬指導が受けられます。
 3 薬を受け取るための待ち時間が解消されます。
 4 薬局を自由に選択出来ます。(近くのかかりつけ薬局で調剤が受けられるので相談しやすいです。)
 5 処方された薬が明らかにされます。
 6 医師と薬剤師の相互規制で、医薬品の乱用や誤用が減少します。薬剤師が薬学的見地から調剤する際に処方せん中の配合禁忌、誤薬等の疑義を医師、歯科医師に確認することにより、より安全性の高い薬物療法が期待出来ます。
 7 病院と調剤薬局の連携により医療が活性化します。
 8 専門技術の分離により、医療内容のレベルアップが期待できます。

 ~デメリット~
 1 医療機関と調剤薬局の2ヶ所に行く不便さがあります。(ただし、待ち時間は短縮されるので、お薬を早く受け取ることが出来るようになります)
 2 病院から直接お薬をもらうよりも患者さんの負担が若干高くなります。

 

■Q&A

 Q 院外処方せんって何ですか?
 A 患者さんが病気にかかり、医師の診察を受けたとします。その結果、医師が治療上、薬が必要と判断した場合には、使う薬を選び、薬の量と使い方を決めます。患者さんの使う薬が記載された紙が処方せんです。院外処方せんとは、病院で薬を調剤するのではなく、処方せんを病院の外の保険薬局に持って行って、薬を調剤してもらう処方せんのことをいいます。

 Q 保険薬局とは何ですか?
 A 保険薬局とは、保険(健康保険、国民健康保険等)を使って調剤する薬局です。必ず看板に「処方せん受付薬局」、「保険薬局」、「保険調剤」というように表示されています。保険薬局でない薬局に院外処方せんを持っていっても、受け付けてくれません。

 Q ドラッグストアでも院外処方せんを受け付けてくれるのですか?
 A そのドラッグストアで、保険薬局として指定されていれば、可能です。

 Q 院外処方せんを渡されたら、どこの保険薬局に持っていっても薬を調剤してもらえるのですか?
 A はい。どこの保険薬局でも薬を調剤してもらえます。

 Q 交付された院外処方せんは、いつまで有効ですか?
 A 交付日も含めて、4日以内です。4日を超えてしまうと、病院の医師に再発行してもらう必要があります。

 Q 院外処方せんがなくても、以前に頂いた薬を保険薬局でもらうことはできますか?
 A いいえ、できません。必ず病院の医師が交付した院外処方せんが必要です。

 Q かかりつけ薬局とは何ですか?
 A 患者さんの行きつけの薬局です。かかりつけ薬局を決めておくと、今までの患者さんや患者さんのご家族の使用する薬が分かるだけでなく、2ヶ所以上の医療機関から出される薬の重複や相互作用チェックなどができ、より安全な薬の使用が確保できます。

 Q 処方せんは、代理の者が持って行っても調剤できますか?
 A 処方せんがあれば、本人でなくてもかまいません。患者さんはお宅でお休みになり、ご家族の方などが処方せんを持って行っても、調剤してもらえます。

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お問い合わせ

国保病院
電話:01632-7-2211