止血の方法
傷口を直接圧迫する
きれいなガーゼやハンカチを当て、強く押さえる。
- 圧迫にもかかわらず、ガーゼ等が血液で濡れてくる理由としては、圧迫位置が出血部位から外れている、または圧迫する力が弱いなどが考えられます。
※ 感染防止のため、血液に直接触れないように注意してください。ビニール・ゴム手袋の利用。それらがなければビニールの買い物袋などを利用する方法もあります。
やけどをした時
すぐにきれいな流水で冷やす
衣服の上からやけどしたときは、衣服ごと冷やす。
※ 水ぶくれは、雑菌が入るため、つぶさないように気をつけてください。
のどに物がつかえたとき
- 傷病者が咳をすることが可能であれば、咳をできるだけ続けさせる。
(咳は、異物の除去に最も効果的である) - 傷病者が咳をすることができなければ、手のひらで背中を強く数回たたく
(背部叩打法)。


両手で上腹部(みぞおち)を力強く手前上方に引き上げる
(ハイムリック法)。

- 反応がなく、普段どおりの息がない場合は、心肺蘇生を行ってください。
※ ハイムリック法は、反応がない場合や妊婦、1歳未満の乳児には行わないで下さい。
子供のひきつけ(熱性けいれん)
- 衣服をゆるめ、楽に呼吸ができるようにする。
- 横向きに寝かせ、口の中にたまっただ液などが外に出やすくする。
- 熱が高いときは、頭や首・脇の下を氷などで冷やし、体は毛布で保温する。

※ 割りばしや手ぬぐいなどは、無理に口の中に押し込まないようにしてください。
※ 大声で呼んだり、押さえつけたりして刺激しないでください。
熱中症になった時
涼しい場所へ移動しましょう
まず、日陰や冷房の効いた場所へ移動し、衣服をゆるめて楽にして体を冷やす。冷やしたタオル(ペットボトルでも代用可)を脇の下や首筋に置くとよい。意識がはっきりしていたら、水分と塩分(スポーツ飲料など)の補給を。早めに医療機関を受診する。 重症になると死亡することもあるので、暑いところで作業や運動を行うときはこまめに休憩し、水分や塩分の補給をして、予防することが大切です。
